都立高校入試 国語対策 ~国語の攻略法~(80点を確実に取ろう!)
こんばんは。エアリアルです。
今日は都立入試国語の読解法について考えてみたいと思います。
国語の読解法
目次
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.入試の国語との向き合い方について
Ⅲ.都立入試の特徴
Ⅳ.都立入試の国語の攻略方法について
Ⅴ.さいごに
Ⅰ.はじめに
わたしは普段個別指導塾で塾の講師をしているのですが、国語の解き方が確立されてない多くの中学生を目の当たり、塾の先生視点でこれを書かなければと思い、ブログに書くことにしました。
例えば〈都立 国語 対策〉などと調べると
https://www.plusgym.jp/blog/170901japanese/
以上のURLのように今時傾向と対策はインターネットでも知れますよね。
今回ここでは、上のようにまとめて頂いているものとは少し異なり、テクニカルなことをお話したいと思います。
都立国語入試本番ですぐ点数を伸ばしたいという人は、赤字を読んでください。
Ⅱ.入試の国語との向き合い方について
(1)国語はセンスではなく論理の教科
・国語はセンスで解くものでなく、トレーニングすればだれでも出来るようになる教科です!
イメージとしては、クロスワードパズルのようなもので、
分からないものがあっても各部分の分かるワードから推測したり、それを都度検証していくパズルのようなものです。
・読書とは違って、国語の問題を解くということは、
誰が見ても客観的な答えを導き出さないといけません。主観・気分で答えてはだめ!
(雑談) 本を読んだことがない…というひとへ
国語の教師をしているので恥ずかしいのですが、 私の中学時代は本とマンガが本当に嫌いで、家に帰ったら4時間くらいアイスを食べながらドラマを見ていました。 読書経験は全くなく、読んだのは家にあったウサギの写真集と昆虫の写真集です。(読書いえるかどうか…)
それでも、中学時代何回も受けた模試や高校入試で80点を切ったことがなかったです。 なぜなら国語と読書は直接的には関係がない、別物だからです。 (雑談おわり)
(本題) じゃあ、国語の試験時間50分ででやることって何か?
国語の試験問題は読書ではなく、本文と選択肢の同じもの探しゲームをすること! ⇒本文と選択肢の間違い探しゲームです。本文と照らし合わせて読む作業が何よりも大切です。
・中学生に求められる読解力と高校生に求められる読解力の違い
中学生に求められる読解能力
⇒段落レベルでの文脈を踏まえた読解
⇒傍線部に書いてある言葉の語彙が理解できるか 理解できない場合は、前後の文のつながりを踏まえて推測できるか
(参考) 高校生に求められる読解能力
⇒論の展開、文章全体レベルでの文脈を踏まえた読解
⇒レトリック(修辞法)を用いた傍線部の意味の解釈
Ⅲ.都立入試の特徴
1.50分で5題⇒文章の字数も多く、スピードと正確さが求められる
2.古文・漢文を引用した文章の読解⇒現代文の読解+αで古典という位置づけ
以上の2点です。
Ⅳ.都立入試の国語の攻略方法について
(1)攻略するにあたっての準備
どんな参考書をやれば良いか
⇒国語の場合、過去問がすべて!
過去問に勝る問題集なしです。なぜなら、作者は過去問を参考にして試験問題を作成しているからです。 年度が違えど作者の出題意図はそれほど変わりません。
【過去問の勉強方法】
1.時間なしで解いてみる
2.丸つけてみる
3.解説を読み、答えの根拠を解いた本文に線を引いておく
4. 本文に線を引き、答えを覚えてしまった状態で、文の流れをおさえてもう一回読む
5.それでもできなかった問題はもう一度解説を読んでもう一度解く…
6.出来るまで繰り返す
【国語の時間が無い人はどうしたらいいか】
一度解いた国語の問題(なるべく興味のある、意味がわかってるやつ)を早口で音読してみる。これに尽きます。
(2)攻略のしかた
スポーツの試合もそうですが、 【大きくとらえて、コンパクト攻める】ことが大切です。
ここではマクロ(大きく国語の試験問題の準備を行い)とミクロ(具体的な国語の読解方法を使用する)の読み方を提供していきます。
① マクロの読解法
読解のしかたについて
●読む前に設問に答えるための準備
●都立入試向けの文章の読み方
(1)タイトルを読む
(2)注を読む
(3)設問を読む(選択肢は読まない)
(4)本文を傍線がある段落まで読む
(5)設問を傍線部ごとに解く
② ミクロの読解法
(1)漢字
・過去問10年分の漢字を書けるようになろう
・繰り返し解いて、頭に叩き込みましょう。
(2)読解
私の解き方
小説(第3問)⇒古文(第4問)⇒説明文(第5問)
の順に読解の難易度が難しくなっていくので、私はこの順に解いていました。
裏技
・答えは傍線前3行・ヒントは傍線後3行
・誤答(間違った答え)のパターンを知ろう
〈よくある誤答パターン〉
◎本文中の内容と反対の気持ちが書かれてるからバツ
◎本文中に内容に書かれてないからバツ
◎言い切りの選択肢でそこまでは言及できないからバツ (例:芸術分野「すべて」において、美意識が求められる⇒「すべて」と言い切れる根拠が本文中にあるか、筆者はくまなくすべて教えてくれているか怪しい。)
◎理由と結果が反対に書かれてるからバツ
⇒暗記しておこう!
Ⅴ.さいごに
・国語は本文と設問の間違い探しゲーム!
・何やればいいか分からない人は過去問をやろう!
・選択肢の誤答パターンを暗記しよう!
以上のことを試みて、自分なりの解き方を確立できれば都立高校合格に近づきます!
◎中学生の皆さんへ
TwitterでエアリアルというネームでTwitterをやっています。暇なのでもしなにかDMとかで質問あればいつでも聞いてください。 都立入試の質問で、答えられる質問なら答えたいと思います。
夏休みの高校入試の社会の勉強について書きました!参考になるところがあれば嬉しいです!受験は団体戦!一緒に頑張りましょう!
— エアリアル (@tcpnXs6HjTQz3PO) 2019年7月20日
【中3生向け】塾講師がおすすめする夏からの社会の高校入試の勉強の仕方について - エアリアルのエアリーな毎日 https://t.co/OlCq1GoTsC
よかったら社会も攻略法を書いているので、ご覧になってください
中学生の勉強の足しになにか参考になればありがたいです。
アルバイトの塾講師の皆さんも反面教師にするなりすこしでもなにかお役に立てば幸いです。
有難うございました。